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婚活で女性ウケを狙い、モテ趣味を始める男は結婚できない

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f:id:lapin-barista:20210425231649p:plain 婚活サイトを使ったことがある人ならわかると思うが、婚活の自己PRとして『趣味』の欄がある。

趣味は婚活の上で重要なアピール材料であると考え、女性にモテる趣味をググって調べ、一念発起で新しい趣味を始める人も珍しくないだろう。

身近に素晴らしい失敗例があるのでこの場をかりて公開処刑ご紹介したい。

友人に、女性ウケを狙って30過ぎからダーツを始めた男がいる。

週末になるたびに漫画喫茶のダーツコーナーに足繁く通ってひとりもくもくと練習に励み、最終的には自宅にダーツLIVEを設置するに至ったのだが、彼はモテるどころか部屋に籠もりがちになり、目的であったはずの結婚は遠のいた。

ツッコミどころが多すぎて、もはや意味がわからない。

お金と時間をかけてダーツボードのブルは狙えるようになったが、女性のハートは一向に狙えてないのである。

そもそも行動が婚活に結びついていないし、家に行ったら大掛かりなダーツボードがあった日には女性はドン引き必至だ。

出会いを得るためのキッカケづくりとして、趣味を始めるのは決して悪いことではない。

だが、趣味を婚活における重要なファクターと捉え、強烈にアピールするのはやめたほうがいい。

結婚をするために趣味を始めたりアピールするのは、目的と行動が食い違っているからだ。

結論として、結婚するために趣味はいらない。

今回はその理由を淡々と説こうと思う。

趣味は所詮遊びであり、生活の役に立たない

多少の趣味は、生活を豊かにするためのエッセンスになりえる。それは間違いない。

しかし、趣味も行き過ぎてしまえば結婚生活の破たんを招く。

趣味とは『遊び』や『息抜き』であり、お金も時間も費やす壮大な暇つぶしだ。

一方、結婚とは生活だ。

結婚生活に暇なんてない。

結婚生活の過程で、ひとりの時間はどんどん削られていくし、使えるお金も限られる。

私も独身時代はロードバイクアクアリウムなどお金のかかる趣味をやっていたが、子供が生まれたあとは読書がせいぜいだ。

そんな結婚生活においてだ、相手を見つける際に【趣味】を重要視する女性がどれほどいるだろう?

学生時代なんかはやれ音楽だのスポーツだの、目立つ特技があればモテる時代もあった。

中高生の時分にギターを始めた男性諸君は、例外なくモテるために始めたと言っても過言ではないだろう。(偏見だといわれるかもしれない。だが、そんなのは詭弁で、本音はモテたかったに決まっている。私はそう確信している。間違いない。)

しかし、音楽やスポーツでモテたのは、当時はあくまで学生だったからであり、結婚までを見据えていない付き合いだからだ。

人はいずれ大人になる。

水も甘いも経験し、あらゆる男と付き合って失敗を重ねて審美眼を磨く。

そして、いざ結婚相手を選ぶとなると、女性が重要視するのはギターのテクニックではないし、足の速さでもない。

重要視するのは生活能力だ。

生活能力とは、生きる力だ。安定した生活を営む能力だ。

具体的には、お金、仕事、内面だ。

ギターやキャンプ道具にウン十万円も払っている男よりも、無趣味でお金も使わず貯金を頑張る人がいい。

毎週のようにジムニーに乗ってキャンプに行き、焚き火を見つめている男よりも、家で読書や仕事に役立つ勉強をする男のほうがいい。

スポーツができる男よりも仕事ができる男がいいし、キケンな香り漂うセクシーちょいワル男よりも真面目で優しいほうがいい。

厳しいことを言うようだが、これまでさっぱりモテなくて、婚活を始めるにあたり趣味を模索している人は、学生時代の幼稚な恋愛観で止まっていると見ていいだろう。

そういうとこだぞ! といいたい。

どうせなるなら実用的な趣味をやろう

どうせ始めるなら、生活に活かせる趣味がいい。

例えば料理。

料理ができる男はとにかく重宝される。

私は子供の頃から料理を嗜んでいるので、あらゆる国の料理を作れるし、自信もそこそこある。

これまで誰と付き合っても、こと料理に関しては自分の担当だった。

むしろ、みな恐縮してだれもごはんや弁当を作ってくれないという想定外なデメリットもあったが、子供が生まれて妻の負担が増えるなか、料理ができるのはとても感謝される。

辛いつわりの時期を支えることができたのも、弁当のために早起きさせずにすむのも、男が料理をできるからだ。

これから始めるのに料理は敷居が高いという人は、読書をオススメしたい。

図書館で借りればお金はかからないし、なにより本から得る知識は人生を豊かにする。

婚活に励む女性は、知性のある男性を好む。

結婚生活とは困難の連続で、ひとつひとつ課題を乗り越えるためには知性が必要だ。

相談するたびに根性論や短絡的な意見しか出せない脳筋男よりも、冷静に分析してスマートな解決プランを提示できる男のほうが絶対いいに決まっている。

また、知性のある男性は仕事もできると評価される。知性を身につけるのは大切だ。

読書も難しいというのは流石にどうかと思うが、他をあげるならコーヒーを入れるとか、筋トレとか、ジョギングとか、お金がかからないけど健康への配慮した趣味や、生活の質を少しでも向上させる趣味もいいだろう。

趣味でなにをするも個人の勝手であり、とやかく言う義理はないが、結婚相手を見つけるための手段として趣味を始めるのは全く的を得ていない。

結婚生活は遊びじゃない、生活そのものだ。

毎日デートして、お出かけして、ヘラヘラ遊んで暮らすわけじゃないのだ。

相手は共に生活をする相手を選んでいるのに、遊びに重きを置いている時点で結婚相手としては論外だ。

出会いを求めて新品のダーツを携え、ダーツバーデビューを果たす前に、一度冷静になろう。

趣味はほどほどに堅実になろう

婚活サイト等で趣味の欄に困ったら、料理や読書など、お金がかからない、もしくは生活に活かせる趣味を始めよう。

時間やお金を浪費する趣味は確実に女性から敬遠される。

ゲームやアニメに詳しいよりも、株や投資に詳しいほうがいいに決まっているし、その趣味をどうしても続けたければ、同じ趣味の女性を見つける覚悟が必要だ。

フットサルが上手でボールさばきがうまくても、カードマジックでサプライズができても、生活は豊かにならないし、金にもならない。

繰り返しになるが、結婚とは生活だ。

まずは堅実になろう。

日々真面目に自己研鑽に励み、仕事を早く切り上げてまっすぐ家に帰り、家族を大切にしてくれる男性こそ、多くの女性に必要とされる男性像だ。

プロフィールの趣味の欄に書くなら、

「週末はフットサルをしたり、友達と飲みに行ったりしてます!」

ではなく、

「趣味という趣味はありませんが、強いて言うなら料理。週末は資格の勉強や読書したりしています。」

と書ける男になったほうがいい。

女性はあなたが思っている以上にリアリスト(現実主義)だ。

遊びはいいから仕事しろっつーの、て感じだ。

いいとこ見せて惚れさせようみたいな学生時代の夢からはいいかげん覚めてもいい頃合いだろう。

俺カッケー!!みたいな自己顕示欲の塊を捨てて、現実的な視野を持って婚活に励むことを、私は強くおすすめしたい。

婚活という過程と本質を履き違えてはいけないのだ。

趣味は特技にするまでやったほうがいい

遊びの趣味をアピールするのは、婚活においてデメリットが際立つことは理解頂けただろう。

しかし、趣味自体が悪いことではない。

趣味が同じことで仲良くなることもあるし、出会いのキッカケにはなる。

趣味は結婚する明確な理由にはならないだけだ。

趣味に時間とお金を使うなら、いっそ突き詰めて特技にしたほうがいい。

それがキッカケでお金につながるかもしれないし、なんらかの可能性は秘めているからだ。

婚活としてアピールするなら生活能力を、付加価値として特技をアピールするに留め、趣味のアピールは控えめにしておこう。